第20回定演 裏話!? その⑥

今回初めて行った取り組み。
お客様へ向けて、演奏会でのお願いをお話しする。ポスターにする。
分かりやすく・簡潔に・失礼にならないように言葉を選びながら、原稿を考えました。
ここ数年、お客様が増えるにしたがって、聴衆のマナーということをアンケートで訴えられる方が増えていました。
また、私達の演奏会では 演奏会にありがちな、乳幼児の入場制限をしていませんので、『うるさくて演奏が楽しめない』との厳しいご意見も聞いていました。
私も、二児の母ですので、これについては 何とかしなくては。と ずっと思っていました。
そして、久しぶりの定演プロジェクト。
是非、取組みたいと考えていました。


第19回定演のアンケート集計にもありますように、
PJでも、早い段階で お客様に呼びかけようと 話は出ていたのですが、
如何せん、まずは演奏会の枠組みを作っていく事に 時間も 思考も 取られていて、準備が出来ずに本番1週間前になってしまいました
パートリーダー会にもお話させていただき、まずは取組んでみる事が大切。内容は簡潔に。ということで、承認をもらいました。
大ホール入り口前のポスターは、大人向けと子供向けに作成。
特に 大人向けには、お子様連れの保護者の方へ、マナーを守っていただけるよう、ご配慮をお願いする文言を入れました。
開演前の『お客様へのお願い』は、団長・副団長・Hn H先輩・Cl M先輩・Cl Yさんのお知恵をお借りして、考えました。
言葉というのは本当に難しいです
演奏会でのマナーをお話しすることになるわけで、下手をすれば、『なんだ、えらそうに』という話になりかねません。
言いたい事は決まっているのですが、言い回しや話し方で伝わり方も変わってしまうかもしれません。
仕事の行き帰りの車の中で、何度も携帯のボイスレコーダーに録音し、聞き直し、
家に帰って メールで相談し、原稿を直し、また録音し・・・を1週間のうちに何度も繰り返しました。
本番直前まで、原稿を直す事を繰り返し、マイクを持って私がお話しました。
皆さん、どうお感じになりましたでしょうか?
押し付けがましくなかったか? 不快に思われた方はいらっしゃらなかったか?
とても気になるところです
演奏中、お子さんの泣き声がしたな、と思ったら、すぐにホールから出てくださった方が2・3人いらっしゃったように思います。ありがとうございました
アンケートには、去年まであった、『うるさい!』とか『マナーが悪い!』という言葉が1つもありませんでした。
さらに、お褒めの言葉をお書きくださる方までいらして、本当に嬉しく思いました
これを次回へと繋げて行く事が、『0歳から入場OK の演奏会』 を続けていく上で必要な事ではないかと思います。団員の皆さん、いかがでしょうか?
これからも、
お客様・スタッフの皆様・家族への感謝を伝える場を守るべく、マナーについてはお願いしていきたいです

皆様、ご協力 本当にありがとうございました

コメント

  1. おほさかおるん より:

    今回はずいぶん前からこの話題で団の中でも
    このブログの中でも議論されましたね。
    「お客さまの意見を大切にする」
    今、多くの企業でも取り組まれているCS活動です。
    しかし、これが実際取り組んでみるとなかなか難しい。
    ついつい、こちら(自分たち)目線になってしまうのですね。
    だから、それを修正するには何人もの人からチェックしてもらうことだと
    思うんですね。
    事務局Mちゃんは、朝の早くからメールをくれて
    大変だったと思います。
    その「なんとかしなきゃ」という気持ちは文章の中にも
    現れていました。
    言い回し、言葉の選び方、呼びかける中身
    ほんの少しのことでも、足を運んでくださったお客さんが
    どうとらまえてくれるかは、最後まで気を遣ったところでしたね。
    そして、最後はそんな彼女の呼びかけが、多くのお母さんを動かし
    たくさんのお客さまが心を温かにそれを見守ってくださったのだと
    思います。
    「アンケートの声を生かす」
    声が届いたお客さまは、きっといつもより2倍満足をして会場をあとに
    されたのではないでしょうか。
    そして、これが今後も私たちが地元の皆さんに支えられていく力になる
    と思いますよ。
    アンケートといえば
    「来賓の皆様からのご挨拶」についてのご意見もあることは確かです。
    しかし、私たちが30年もこうして活動できているのは垂井町のおかげなんです。
    歴代の町長さん、教育長さん、文化会館の館長さん、職員さん
    本当に私たちの活動を温かく見守ってくださっているのです。
    私的なバンドではない、垂井町青少年吹奏楽団であることは
    これからも忘れてはいけないことです。
    町長さんや県議会議員さんの言葉を私たち自身が聞くことも
    「誰のために音楽をやっているのか?」ということを改めて思い直す良い機会だと思うんです。
    そして、お客さまにも「垂井町のバンド」であることを再認識いただいて
    より身近に感じていただければなぁと思います。

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